美しい風景をもとめて… ~サザンカ~

童謡「たきび」の歌詞に登場するほど、日本では馴染みのあるサザンカ。

開花時期は10月から2月頃。まさに11月に紹介するには、ふさわしい花と言えるでしょう。

そこで今回は美しいサザンカを見に、神代植物公園に出かけてきました。

園内では、いつ訪れても何かしら花を見ることができますが、今回は名残の秋ばらを見ることができました。

でも目的はサザンカですから、ばら園を通り過ぎて、深大寺門の方向へひたすら進みました。

到着したら、門を背にして右側の道に進み、神代小橋を渡ったら右側に、つばき・さざんか園が見えてきます。

良く観察すると、サザンカの花も色々あります。満開の木もあれば、まだツボミ状態の木、全然咲いていない緑の葉だけの木など様々です。

これなら12月まで、花が楽しめそうです。

最初に撮影したのは、白い一重のかわいいサザンカ。名前は「雪山(セツザン)」。木に吊るされているタグを見ると、江戸と書かれています。古い品種なのかな。

次に「昭和の栄」というピンク色の品種を気に入ったので、思わずシャッターを切りました。よく見るとピンクだけの花もあれば、白が混じっている花もあります。とっても華やかで、素敵な花です。

遠くから目立っていたのが、赤い大輪の花。早咲きの品種なのか、満開で、散っている花ビラが木の下にいっぱい落ちていました。「肥後入り日の海」という珍しい名前で、肥後産。ゴージャスなサザンカでした。

白い小ぶりのかわいらしい八重の花は、「静海波(セイカイハ)」。シャネルの有名なブローチ「カメリア」にちょっと似ています。ヨーロッパでは、サザンカはカメリアといいますからね。チェコスロバキアの宣教師カメルさんの名前にちなんでいるそうです。八重なのに、清楚な雰囲気のサザンカでした。

最後に撮影したのが、熊本産の「艶姿(エニシ)」という花。小ぶりの八重の花で、薄いピンク色。アップで撮影したので、大輪に見えますが、小さくてかわいらしいバラのような花で、葉も小さいのが特徴です。

昔から庭木としても利用されていたサザンカは、日本固有種。生垣でよく見ますよね。花の少ない冬には、貴重な品種です。

神代植物公園では、36品種110本のサザンカを見ることができます。花を見ると癒し効果があるそうですが、花を撮影しながら、とてもリフレッシュできました。

◇美しい風景に出合った場所:東京都立 神代植物公園
◇開園時間:午前9時30分~午後5時。入園は午後4時まで
◇入園料:一般500円、65歳以上250円
◇交通アクセス:京王線「調布」駅下車、京王バス「神代植物公園」、小田急バス「神代植物公園前」下車
◇撮影日:2017年11月9日(木)