美しい風景をもとめて… ~松の雪吊りと福寿草~

冬の風物詩ともいえる松の雪吊り。金沢の兼六園があまりにも有名ですが、多摩地域でも見ることができます。それは町田薬師池公園。公園内の薬師池周辺にある松の雪吊りです。

撮影した日は、残念ながら雪は降っていなかったので、雪が積もった幻想的な風景を見ることはできませんでしたが、もし降っていたら、さぞかし幻想的な風景が広がっていたことでしょう。

雪吊りとは、元々樹木の枝が折れないようにと、縄で枝を守る方法ですが、放射状に縄を張る方法を、りんご吊りと言うそうです。撮影しながら、雪をイメージし、池の周辺とタイコ橋を眺めると、なんだか遠くに旅している気分になりました。

この公園では、四季折々の花々も見ることができますが、2月は椿園の花もまだほんの少ししか咲いていませんでした。多分2月下旬頃から咲き始めるのかもしれませんね。ちなみに約250本はあるという梅園の梅は、3月頃が開花予定とか。

せっかくなので、園内を散策すると、この時期ならではの小さな花を発見しました。それが福寿草です。黄色い花弁がかわいい冬の季節に楽しめる花ですね。春を告げる花でもあります。

見つけた場所は、旧永井家住宅(国指定重要有形文化財)の前にあった庭。木の下にそっと咲いていました。福寿とは、幸福と長寿を合わせた言葉。縁起の良い名前だけあり、江戸時代から多くの園芸品種が作られたそうです。そういえば、お正月にナンテンの実と福寿草のセットで売られているのを見たことがありますが、「難を転じて福となす」という意味なのだとか。この日は公園で縁起の良い花を見ることができて、嬉しい1日でした。

春が近いとはいえ、まだまだ寒さが続く東京。これから雪が降る日もあるかもしれません。そんな時は、もう一度薬師池公園に行き、雪が積もった雪吊りの風景を見てみたいと思いながら、公園を後にしました。

◇美しい風景に出合った場所:町田薬師池公園 四季彩の杜 薬師池

◇開園時間:午前6時~午後6時(6月から8月は午後7時まで)、年中無休

◇交通アクセス:小田急線「町田」駅北口21番バス乗場、本町田経由鶴川行き又は本町田経由野津田車庫行きで「薬師池」か「薬師ケ丘」下車徒歩1分

◇入園料:無料

◇撮影日:2018年2月8日(木)